11月, 2019 - 女川さかな手帖
宮城県牡鹿郡女川町の魚屋、岡清と鮮冷が綴る、女川の豊かな食と暮らしを彩る”さかな手帖”です。

おさかなの呼吸

こんにちは。

先日、SNSにてカレイが呼吸している様子を投稿しました。

その際になぜ酸素をわざわざ水からとりだすのか、酸素じゃなくてもいいじゃないか、と不思議に感じました。

それから、魚類の体の構造や酸素の役割、生命の起源にいたるまで少し調べてみました。

 

諸説あるものもありますが、今日はお魚の呼吸となんで酸素のなの?ってことについて書きたいと思います。

 

 

【なんで酸素なの?】

私たちは鼻や口から空気を吸い、肺で酸素を取り込んで二酸化炭素を混ぜて空気を吐きます。

酸素を取り込み二酸化炭素を出す。

これが呼吸ですが、植物から人間までほとんど全ての生物が酸素を取り込んで二酸化炭素を出しているというところが同じなのは不思議ではありませんか?

 

酸素とはそれほどまでに生きていくのに重要なのでしょうか?

 

 

 

 

皆さんも中学生のとき一回は酸素をためた容器にマッチをつっこみ激しく燃える実験をしたと思います。

それが実はヒントで、酸素には物を燃やす力があります。

その燃やす力で酸素は私たちが食べたものから得た栄養をエネルギーに変えてくれるお手伝いをしています。

吐息から出る二酸化炭素はものを燃やした証拠です。

それによって私たちは日々考えたり、動いたりすることができるんですね。

そして、この何かを食べる・取り込むなどしてエネルギーを得ていく生物のほうが、そうしなかった種類の生物よりも強かったために今存在しているほとんどの生物が呼吸をするようになっているようです。

 

 

【エラは肺??】

魚もその例外ではなく酸素がないとエネルギーを得ることができません。ただその方法が私たちとちょっと違うようです。

魚は、私たちが口から空気を吸うように水を口から取り込みます。

その水をエラから排出します。

この過程でエラにあるひだのようなもので水に含まれる酸素をとりこみ、二酸化炭素を水に吸収させて排出しています。

ですのでエラは肺のような役割を担っているんですね。

魚を見るときにエラを開けて中のひだが鮮血の色をしているかで鮮度を確認するのも、死んでしまって時間がたつと呼吸をしていないのでどんどんどす黒くなってくる血の色が確認できるからです。

 

 

 

 

 

魚の中にはもはや呼吸をすることを忘れた種類もいます。

その代表がマグロです。

彼らは泳ぎ続けることで常に口から水を取り込みエラから水を出しています。前に進む力を利用して吸う吐くという行動をしなくて済む、とも言えますし、動かなければ吸うことができず死んでしまうとも言えます。

私もノンストップで動き続ければ呼吸をしなくて済むように進化できるしょうか?(笑)

 

 

まとめると、酸素は生き物にとって重要で、魚はその例外でなく、ただその取り込み方が違う。エラが肺のような役割をしている。といったところです。

 

 

ではまた次回!

 

女川七十二候:小雪 │ 次候[ 鮟鱇肝肥 – あんこうきもふとる ]

二十四節気「小雪」の次候は、本来「朔風払葉(きたかぜこのはをはらう)」です。
意味は、北風が木の葉を払いよける季節ということですが、女川独自の七十二候「女川七十二候」では「鮟鱇肝肥(あんこうきもふとる)」です。

一般的に「アンコウ」と呼ばれるのは「キアンコウ」と呼ばれる種です。
別に「クツアンコウ」という種類がありますが、市場では区別されます。

産卵を夏に終えてエサをっぱい食べたアンコウは、この時期、肝(きも)も身も大きくな
ります。夏場を除いて漁獲のある種ですが、肝が大きくなってくるので今からの時期に値段が高くなってくる。
海のフォアグラと呼ばれる「あん肝」です(^-^)

アンコウは海底にいる魚、甲殻類を食べます。海底の砂に隠れて背びれにあるとげを小魚に見立てて揺らして魚類を誘い、そうして寄ってきたものを捕食します。

基本的にトロール船(底引き網)で獲れるものがほとんどですが、女川には定置網にかかるものも揚がります。

メスが大きくオスは小さいです。
メスは10㎏の大型、オスは5kgほどの大きさです。
メスは水温の高いところを好むため、常磐・大洗地域はメスが多く大型で「吊るし切り」
にして捌かれることが多いですが、福島から岩手にかけてはオスが多いため、吊るし切りはしません。

女川では、2月の中旬頃、毎年「あんこう祭り」が開催されます。
美味しいアンコウ汁も、自慢ですよ。

サンマ焼き@丸森町

こんにちは。

先週末、町内の有志で、台風19号の被害の大きかった宮城県丸森町にて炊き出しをさせていただく機会がありました。

女川といえばサンマということで焼きサンマはもちろん、他にもおにぎり、つみれ汁、かまぼこを提供しました。ちょうどお昼時に合わせて炊き出しを行い、買い物に来た人々がついでにと並んでサンマを食べていきました。

 

 

一時小雨がぱらつくことがありましたが、支障になるほどではありませんでした。

 

今年の不漁の影響でサンマが高いのでとても貴重だと言っていただくことが多かったです。

今回持ってきたサンマは比較的大きいサイズで、焼きあがる様子を見て待ちきれないというような表情を浮かべながら並ぶ人々の顔が忘れられません。

炊き出し会場に来てくれた方々はみな口をそろえておいしいと言ってくださり、私たちが元気をもらったくらいでした。

 

被害の状況は地域によってばらつきがあり、会場となったスーパーがあった地域はそこまで大きな被害がなかったが、山のふもとの地域がもっとひどいのだ、と現地の人から聞きました。

たまたま通りすがった町内の野球場は瓦礫やゴミの集積場と化し、その被害の大きさを物語っていました。

 

この日の炊き出しが被害にあわれた方の力になれたことを信じ、これからも協力できる機会を探っていきたいと思います。

女川七十二候:小雪 │ 初候[ 鈍子汁入 – どんこ、しるにいる ]

二十四節気「小雪」の初候は、本来であれば「虹蔵不見(にじ、かくれてみえず)」で、
意味は、昼の時間がいっそう短くなって、虹が見えなくなる頃という意味ですが「女川七十二候」では「鈍子汁入(どんこ、しるにいる)」です。

「どんこ」という魚は、三陸女川では、冬の風物詩ともいえる魚です。
顔はブサイクなのですが、肝が美味しく、冬は「どんこ汁」にして、まるごといただきま
す。ぷりぷりとした白身の魚です。「鈍子汁入」というのはこの時期、どんこがどんこ汁に入れられることからついた名前です(笑)

「どんこ」は正式名称は「エゾイソアイナメ」または「チゴダラ」と呼ばれる魚ですが、
三陸では「どんこ」としか呼びません。
西日本でいう「どんこ」は、淡水の魚で、ちがう魚です。

どんこ汁、近日、レシピと合わせて「女川さかな手帖」のブログでも紹介したいと思います。
ぜひ、ご覧ください。

ブリとヒラマサ

こんにちは、ここ何日かの女川では冷え込む日が続いており、気温が氷点下になるときも出てきました。

ところで皆さん、こちらブリとヒラマサという違うお魚なのですが、どう思われますか?

 

・・・・・一緒じゃないですか?笑 どっちも真ん中に黄色いの入ってないですか?汗汗

 

 

いいえ、でも違うんです。今回はしっかりとこの違いがわかるようになっていっていただきたいと思います。

色々見分け方ありますが、3つほどご紹介します。早速いってみましょう!

 

その1:「表情」が違う!

まず、顔を見比べてみましょう。

上がブリ、下がヒラマサです。

"

同じじゃないか!!!!という声が聞こえてきますが、私が先輩に一番初めに違いはなにか聞いたときに、

「ブリのほうが優しそうで、ヒラマサのほうが厳しい顔してんだよな〜」

と言って立ち去られたことがあったのでこちらを一番最初にご紹介しました(笑)

 

確かにこころなしか下のヒラマサに比べると上のブリのほうがぽてぽてしてまろやかな顔をしていませんか?

わからなくても安心してください、まだまだ違いはあります!

 

 

その2:「体型」が違う!

次に先程の写真を使って体全体を見てみます。

上がブリ、下がヒラマサです。

ブリの方がボテッと太っており、ヒラマサはシュッとしている印象を受けませんか?

また、この写真だと伝わらないのですが、ブリは身が厚く、ヒラマサは身が平たいです。

ここまでをまとめると、ボテッとして太っているかわいい方がブリで、平たくてシュッとしているイケメンがヒラマサということになります。

 

まだわかりずらい方のために最後にとっておきの見分け方をご紹介しましょう・・・!

 

 

 

 

その3:「胸びれ」が違う!

今回は胸びれに注目してみてください。上がブリ、下がヒラマサです。

上のブリが黄色い線にヒレがかかってないのに対し、下のヒラマサは黄色い線にヒレがかかっていますよね?これが一番見分けやすいかと思います。

これで表情や体など主観的なものに頼らず見分けることが可能です。

最初からこれを言えよ、という声が聞こえますが、実際の魚関係者は本当に雰囲気とかで一瞬で見分けているので最初の1、2の違いを知っておくことは無駄では決してありません。

 

 

最後にテストをして終わりましょう。どっちがブリでどっちがヒラマサでしょう?

 

 

 

 

 

 

 

上がヒラマサ、下がブリでした!

これであなたもお魚マスターへの第一歩を踏み出しました、これから一緒にもっと詳しくなっていきましょう!

 

ちょっと訳してみました・・・!

こんにちは、お知らせでもお伝えしたのですが当店の「魚やの煮付け」がパッケージデザインで賞をいただきました!

 

詳しくはこちら↓↓

【魚やの煮付】アジアのパッケージデザイン賞「Topawards Asia」を受賞

 

でも、本サイトは評価全部英語で読めないですね・・・ということでお魚の力を借りて訳してみたのでよろしければ一緒に世界への扉を開きましょう↓↓

https://www.topawardsasia.com/winners/sanriku-sakanaya

 

 

Outstanding in Functionality | FOOD

機能性できわだつ|食品

 

 

“The “Sanriku Sakanaya no Nitsuke Series” is designed for busy people such as working mothers.

「三陸魚やの煮付け」シリーズは働くママのような忙しい人のためにデザインされています。

 

 

Freshly caught sanma, mackerel and sardine are quickly processed and gently seasoned in soy sauce and ginger without using any preservatives or chemical seasonings.

新鮮なさんま、さば、それにいわしは素早く加工され、程よく生姜と醤油で味付されています。保存料や化学調味料は使用していません。

 

 

The serving size is calculated and thought out according to how much a woman can consume.

量は一人の女性が食べる量を想定し計算されています。

 

 

The product can be stored in room temperature for a long period of time, and it can be easily enjoyed as is or better, when heated in a microwave oven.

この製品は長い間常温で保存することができ、そのまま簡単に食べることができます。レンジでチンするとよりおいしくいただけます。

 

 

The tray resembles the image of a white baking dish so that it would not feel lonely or odd when placed onto the dining room table.

このトレーはそのままテーブルに並べてもおかしくならないよう、そして寂しく感じないように、白いお皿に似せて作られています。

 

It eliminates the need to re-plate and saves the time and hassle of washing dishes; making it ideal for people who are busy and don’t have time to cook, but want to eat and enjoy delicious food.

これで他の皿に移し替えたり皿洗いをする手間がなくなるので、おいしい食事をしたいけど忙しくて料理をする暇がない人にとっては理想的です。

 

 

The top film is designed so that customers can pick it up with peace of mind; with emphasis on being able to see the contents.

トップフィルムはお客様が安心して手に取っていただけるように、中身が見えることにこだわってデザインされました。パッケージ写真

 

The film graphics convey the image of ‘Sanriku’s delicious fish’ and ‘Japanese style’.

フィルムのデザインは「三陸の美味しい魚」と「和」のイメージを伝えています。

 

 

The reason behind this arrangement also shows our confidence in the product.”

こうした製品設計ができたのは私達が製品に自信があったからでもあります。

 

 

 

 

 

 

・・・・という具合に単なる自慢になってしまいました(照)

 

 

これからは改めて皆さんのためになるお魚情報をお届けできるように致しますので今回ばかりはお許しください汗

 

 

しかし第三者から評価されまして、本当に光栄なことでしたのでそのご報告でした。

 

🐟今回ご紹介した魚屋の煮付け、よろしければぜひご賞味ください🐟

 

それではまた次回!

 

今日の女川港の様子

今朝の女川は天気も良くのどかで暖かでした。対岸の奥に小さく女川駅が見えます。わかるでしょうか。7:30頃、魚を積んだ船が女川港に入ってきました。今日は2隻のようです。港に船をつけて…船底部分にいる魚を水揚げします。これが何度か繰り返されます。 水揚げされた魚は一旦ここにまとめて入れられて…水揚げされた魚は大きな鰆(さわら)や、わらさ(ブリになる前の体長50cm程度のもの)スズキなどは選別されます。ウミネコやカモメがずっと上を飛んでいます。数センチほどの落ちた魚を食べてます。せりの場所へ運ばれます。ここで、魚種や大きさごとに選別されます。この日は、鮭やいか、鯛なども揚がっていました。窓のあるところに小さな穴があいていて、ここに競り落としたい金額を記入して入れます。そして一番高い値段をつけた事業者が競り落としです。

もう一度海に戻ると、相変わらずウミネコやカモメたちが、ひしめいていました。

大嘗祭当日祭@明治神宮

こんにちは。

本日11/14は皇位継承の祭祀の一つ、「大嘗祭」にあわせて開催される大嘗祭当日祭に参加させていただき、我々にとって大変名誉な日でした。

当日祭は全国の神社で行われるようですが、明治神宮での祭にご招待いただき、私たちはさんまつみれをお供えしてきました。

 

【大嘗祭とは???】

ニュースでも盛んに取りざたされていましたが大嘗祭って何なんでしょう?少し調べてみました。

“新天皇が即位の後に新穀を神々に供え、自身もそれを食する。その意義は、大嘗宮において、国家、国民のために、その安寧、五穀豊穣を皇祖天照大神及び天神地祇に感謝し、また祈念することである”

“一般に、毎年11月23日に行われる宮中祭祀の新嘗祭と同じく、収穫感謝の秋祭りと解されている。実際、祭儀の次第にも共通点があり、大嘗祭が行われる年には新嘗祭は斎行されない。”

「”大嘗祭”」『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』より。
“最終更新 2019年11月14日 (木) 01:51 “ UTC
URL: http://ja.wikipedia.org/

 

要するに毎年「新嘗祭」という五穀豊穣を祝う秋の祭事はあるけれども、新しい天皇が即位した年だけは「大嘗祭」を執り行うということなのでしょう。

一世に一回の貴重な行事なんですね。

当日祭は大嘗祭に合せて全国の神社で行われる、今年の収穫に感謝する祭事のようです。

 

【お供えしえきました】

 

今回このような貴重な行事に参加することができたのは、今年「わが家のつみれ さんま」が第43回宮城県水産加工品品評会で農林水産大臣賞を受賞したことがきっかけです。

 

私たちは今年宮城でおいしいものを代表して、明治神宮にてこのつみれをお供えする機会を頂きました。

神様は実際にお召し上がりになるのでしょうか?ぜひ感想を聞いてみたいです。

 

 

今回お供えしたさんまのつみれぜひ味わってみてください🐡

<゜)))彡さんまつみれのページはこちら<゜)))彡

人生100年時代へ魚やさんの提案~ヒラメを捌きませんか?~

※血など多少グロテスクな写真が含まれています。

 

 

みなさん、最近世の中では人生100年時代といって話題ですが、100年も生きていれば、ヒラメをさばかなければならない事態に出くわすこともあるかもしれません。

また暇で暇で退屈になって「そうだ、ヒラメさばこう」という気持ちになる可能性は0とは言えないのではないのでしょうか。

そんなときのために今回はヒラメのさばき方をご紹介していきたいと思います。

カンタンに流れを説明すると、ウロコをとる→頭を落とす→内臓を出す→骨から身を切り離す、という流れですが節々のポイントと合わせてステップごとに解説していきます。

今回は初心者でもできるさばき方ということで「5枚おろし」に挑戦していきます。

 

【必要な物】

・必要な枚数のヒラメ

・よく切れる包丁

あったほうが良いもの

・ウロコとり(包丁で代用できます)

・歯ブラシ(血合いを取るのに便利です、包丁で代用できます)

 

また環境としては流水の近くが望ましいです。でないと内臓やまな板を洗うときに大変です。

では実際にさばいていきます。

 

①うろこを取る

まず自分の左側に魚の頭が来るように魚をまな板の上にセットします。

そしてウロコをとります。ウロコ取りがあればそれを使用しますが、包丁で代用可能です。

魚の身を撫でるようにして鱗をとっていきます。結構強めに押し込むようにしないとなかなか取れません。

ヒラメの表面にはぬめりの層がありその下にざらざらしたウロコがあります。完全に取りきることは難しいので、これから包丁を入れていく、背びれ尾びれの縁の部分だけは念入りにやっておきます。

 

②頭を落とす

↑↑頭を落としていきますが、垂直でなく少し左斜めにして包丁を入れます。今回は大きいので片面ずつ切っていきます。

骨が非常に固いので包丁の刃元の部分を使って両手で切ります。

表面を切ったら逆側に包丁をいれ完全に切り落とします。

 

切り落とした頭部を引っ張ると内臓も一緒に出てくるので繋がっているものは一緒に取ってしまいましょう。

 

③卵をとる

切り落とした頭部の切り口から腹の部分を少し切り、卵を取り除きます。

④血合いを取る

内蔵や卵が入っていた空間の背骨側に赤黒い血の塊を見ることができると思います。

この部分が血合いですのでブラシがある方はブラシでこすって取り除きます。

ない方は包丁で切れ目を入れて包丁や手でかきだします。

この段階でまな板がだいぶ汚れていると思います。

しっかり洗って怪我をしないようにしましょう。

 

⑤片面ふっくらしたサイドから背骨に向かって包丁を入れる。

ものによってどちらがふっくらしているかは変わりますが、身の厚い方から背骨に沿って一直線に切れ目を入れていきます。

 

 

ここからだんだん捌いてる感を感じられるようになります。

 

⑥ 身を切り離す

次はヒレに沿って切れ目を入れておきます。

切れ目を入れたら背骨から身を切り離していくときにこの切れ目を目指して切っていきます。

 

背骨に擦り付けるようにして包丁を使って縦方向(頭・尾びれ方向)にスゥーっと少しずつ切っていきます。

家庭用消費なら問題ありませんが、あまりノコギリのような使い方をすると断面がボロボロになりこちらは売り物にならなくなってしまいます。

逆側も同じように切れ目を入れて背骨から包丁を入れていきます。

⑦逆サイド

逆サイドも同じように切っていきます。

切れ目を入れる順番が逆になっていますが気にしないでください。

⑧出来上がり

以上の工程で終了です。

あらは基本捨てますが、干して食べることは一応できます。

 

↑お疲れさまでした。こちらがヒラメの5枚おろし完成図です。

 

最後にコツを言っておきますと、焦らないこと。骨を感じながらやること。です。

焦ると身がボロボロになりますし、骨の位置を見誤ると可食部が減ったり、おかしな方向に切れたりしていまいます。

焦らずにヒラメとお話しながらゆっくり試して見てください🐟

それではまた次回!

 

 

 

 

 

 

Mashpark Project

【Mashpark Projectに参加してきました】

会場となったビル

先週末、東京はマッシュホールディングスさん本社ビルにて”Mashpark Project”に参加してきました。イベントの概要と当店との関係は以下の記事をご覧ください。

【11/1(金)・2(土)】Mashpark Projectに出店いたします

【当日の役割】
販売ブースの様子

私たちはマッシュパークが建設される女川町の代表として、地元のお魚製品を販売してきました。

開催しているマッシュホールディングスはアパレルをはじめとしたイケイケの企業でしたので、普段長靴をはいてお魚と対峙することしかない私たちにとって異世界のような空間でした(笑)

それでも私たちのアヒージョや煮付のパッケージを「かわいい!」と言っていただくことがあり、洗練された都会の人にも受け入れて頂けるのか、と嬉しく思いました。

 

私たちが出店した1階はすべて飲食ブースになっており、私たちの他には開催企業の飲食ブランドがブースをだしておいしい食事を提供していました。宮城県の特産物を使ってくれた店舗もあって、その食材の活かし方がなんとも今風で大変参考になりました。

こちらはサメを使ったフィッシュアンドチップスです。サメの肉は脂が少なく淡泊な味になりがちなのですが、こうしてフライにすることでジューシーな仕上がりとなり、とてもおいしかったです。ケチャップのかけ方を少しミスりましたがお許しください笑

 

【2階・3階の様子】

2階は展開している各ブランドの服を販売するフロアになっており、多くの女性の方たちがお買い物にきていました。

フロアのいたるところにかわいい提灯が下がっていて雰囲気のある空間でした。

 

3階も同じように服や雑貨などのアイテムを販売するスペースなのですが・・・

今年の当イベントのテーマは「笑い」ということで2日間で今話題のEXITやガリットチュウなど5-6組のお笑い芸人さんがこちらのステージでネタを披露してくれました。わたしはくまだまさしさんの回にちょうどステージを見ることができました。片方の鼻で風船を膨らまし、もう一方でリコーダーを吹くという芸に、すごく笑ってしまい、周囲を見たら笑っているのがほとんど自分だけで少し恥ずかしくなりました笑

 

【マッシュパーク】

このイベント中にマッシュパークはどのようなものになるのかというイメージが公開されました。

子どもたちの笑顔のためにということで寄贈されるこちらの公園は来年8月の完成を目指して急ピッチで工事を進めています。遊具の一つ一つは子どもたちが遊ぶために並んだり順番を待たなくて良いようにこだわりをもって作られており、ウミウシなどの海の生き物をイメージしたデザインになっています。

 

現在の公園完成後の女川駅前の上空写真イメージです。一町民として公園ができるのが待ち遠しいです。

 

 

 

ということで2日間とっても楽しく参加させていただきました。また、このサイトを見てやってきてくれた方々本当にありがとうございました。これを機により多くの方々が女川の地に足を運んでくれることを願っています。

 

では以上イベントの報告でした!