4月, 2020 - 女川さかな手帖
宮城県牡鹿郡女川町の魚屋、岡清と鮮冷が綴る、女川の豊かな食と暮らしを彩る”さかな手帖”です。

テクノロジーだけでなく魚の変化も激しい話。

 

こんにちは。

 

最近の女川港では2月くらいからずっとイワシが漁獲され続ける毎日が続いています。

 

本来であればこの

「イサダ」という小さいエビがたくさん獲れる時期なのですが、

たくさんいるイワシがこれを食べてしまったとか。。。。

最近再開されましたが捕鯨を長らくしなかったことでクジラが多くいたりしてこのエビを食べてしまっているとか。。。

 

 

 

「昔はこうだったが今は違うな」

 

 

と感じることは、実はこれだけではありません。

 

 

昨年のサンマもそうでした。

 

 

不漁の影響が日本全国でニュースになりましたが、あの問題は氷山の一角でしかありません。

 

 

昨日の常識が通じない毎日で、とれた魚でどうしてお客様に喜んでもらうか?

 

こうしたことを毎朝考えながら仕事をしているのが、今の水産業だと思います。

 

昨今のテクノロジーの発達のおかげで「変化の多い時代だ」と言われますが、

 

変化に対応を迫られているという意味では、魚屋さんほどリアルにその変化に向き合い続けている人はいないのではないか、という程です。

 

 

こんなときこそ言い訳をせず、やっていきたいものですね!

 

 

コロナに気をつけながらも明日からも頑張っていきます。

 

 

 

それでは!